2020年2月5日(水)

第10回家族の会を開催させていただきました。
当日参加、初参加の皆さんもたくさんお越しくださり、ありがとうございました。
席が足りずに急遽増設させていただくことになり、開会前にバタバタしてしまい、申し訳ございませんでした。

第1部:職場実習サポート事業を経て就職し自立した若者の話
昨年度のサポート事業を利用して自信をつけ、就職を果たした女性をお招きし、彼女の本音に迫ってみました。
とてもシャイで対人関係に不安を持っていた彼女。ゲストに来てほしいとお願いしたものの、受けてくれるかなと半信半疑でしたが、何かのお役に立てることでしたらと快諾してくれました。

キャリアサポートセンター奈良との出会いは、お母さまが持って帰ってくださった1枚のチラシからでした。ニート生活が続く中、冷蔵庫に貼ってあったチラシを見て、自分で行動を起こして新ノ口校を訪ねたことから始まりました。
セミナー、職場実習を経ながら、自分の将来について具体的にイメージしはじめ、2つ目の実習先でそのまま就職することができました。
引きこもっていたころの気持ち、家族との関係、そして就職した今、やりがいのある仕事をしながらも自分の気持ちのコントロールをするために工夫していることなどなど。
自分の正直な気持ちを語ってくれました。
就職してから一人暮らしをするようになった彼女。両親との距離感がちょうどよくなったようです。
同居していたころは、引きこもりだったこともあり何かと衝突することもあったようですが、今は週に1度のお休みに実家に帰るのがとても楽しいそうです。ほどよい距離感でお互いが気遣うことのできるいい関係になったとか。
彼女の成長の跡が感じられました。
最後に、今までの親子関係を振り返って両親に対して思うことについて尋ねると
「いろんな行動を起こすときはいつも自分でやっていた。もうちょっとかまって欲しかった。けどちょっと放っておいてほしい時に、入り込まれるのもしんどかった。」と。

親子の距離感って、ほんと難しいですね。

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第2部:引きこもりだったわが子と私
就労移行訓練や職場実習などを経て、今、職業技術を習得するために勉強に励んでいるお子様をおもちのお父様が、ご自身の半生を振り返りながら、今、親としてわが子に対して思うこと、引きこもり支援についてなどについて熱く語っていただきました。
事の発端は、お父様から本法人理事長宛にいただいたお手紙からでした。
涙無くしては読めない、お父様のお気持ちを拝読し、この会でぜひお話していただきたいとお願いしたところ、こちらも快諾していただきました。

引きこもりの方は、「動かない」のではない、「動けない」のです。
人に会いたくないと深夜に行動することは、実は「とても孤独」なことなんです。
引きこもりという状態だけ見ていると、答えは見つかりません。
まず夫婦で助け合う、そんな家庭であることが大事なんじゃないかと思います。

ご自身の家庭を振り返って、そんな提言をしてくださいました。

「家庭、家族って何だろうなあ」って、再度考えてみてほしいとも仰っていました。

最後に、お父様がお医者様からいただいた「引きこもりの子どもとの接し方」を読んでくださいました。一部抜粋させていただきます。

その子なりの事情、その子の中に理由(わけ)があります。
引きこもりの解決には、「親の人間力」が大事です。
家庭は心の居場所であり、守られている安心感、ここは大丈夫だと思える場所であること。
引きこもりというのは、その子の「困っている状態に寄り添え」というサインです。
引きこもりという状態を隠そうとせず、尊敬心と感謝の心をもって、その子に接することが必要です。

親子での様々な葛藤やエピソードを一生懸命お話してくださる姿に、胸が熱くなり、涙がこぼれました。
お父様のこの思い、お子様にもしっかり伝わっていると思います。だからこそお子様も今、自立するために安心して頑張って行動し始めてらっしゃるんだと思うんです。

今回は、2人のゲストスピーカーをお招きして、盛りだくさんな内容でした。
当事者、ご家族の生のお声は何物にも代えがたい力強さ、説得力を感じました。
貴重なお話をしてくださり、本当にありがとうございました。

十人十色といいますが、引きこもりの方が100人いたら、100通りの引きこもりの形があります。
それぞれに到来する「人生の転機(時期)」があると改めて感じました。
その時期が来るまで、付かず離れず、超・長距離ランナーのお子様の伴走をしていきましょう。

こぼれ話
第一部のゲストスピーカーだった彼女。
第二部では、お話をウンウンとうなづいて聴いている姿が印象的でした。
親御さんの気持ち、きちんと伝わってるんだな、響くところがあるんだなって思いました。
会がお開きになった後、ポツっと
「家庭が居心地の良い場所であるようにって、そうなんだけど・・・」
「でも居心地良すぎても(外に出たくなくなっちゃうから)あかんよなあ」
ってつぶやいていました、にっこりと笑いながら!



【追記】第11回家族の会は、新型コロナウイルス感染防止のため、中止となりました。






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